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まぐ ? まぐ ~ 不妊治療 もう一つの選択 特別養子縁組 ~

まぐ ? まぐ ~ 不妊治療 もう一つの選択 特別養子縁組 ~

不妊治療(2)

子ども(養子を迎えるまで)~不妊治療~ (2)


体外受精2回目

一回目の体外受精撃沈から2ヶ月後
私は2回目の体外受精に挑戦しました。
体外受精の2度目って
一度目よりもすごく緊張する。
前の撃沈があるから そう簡単には妊娠できないって
わかってるし
かといってまたダメだったら
またあのショックに耐えられるのか?と
ものすごく怖い気持ちだった。

とれた卵は15個。
受精は10個。
ここまではまずまずだった。
採卵から2日後やはり通常より遅めの分割スピードの
卵2つをお腹に戻した。
残りの卵は胚盤胞まで培養してくださいとお願いした。

普通受精卵は2分割4分割8分割、桑実胚、初期胚盤胞、胚盤胞と
分割していきます。
胚盤胞というのはお腹に着床する寸前の卵の形のことで
ここまで卵が育つ確率は40%くらいなのです。
しかも分割速度にも目安があり5日目で胚盤胞になったものと
6日目までかかったものとでは妊娠する確率がかなり違います。
ちなみに7日目までかかってしまうと可能性はほとんどないです。

採卵から5日後 培養してもらってる卵の様子を聞きにいきました。
結果は 全滅、、、
全部5日までに分割が止まってしまったとのことでした。

そして判定日 陰性。

このとき初めて私達は子どもはできないかも、、、と思いました。
そしてこの撃沈の後から もしもできないときは
養子 そういう選択もあるのかと真剣に話し合うようになりました。

自分達は産みたいのか育てたいのか・・・
それをずっと考えるようになりました。


養子を考えはじめる。そして3回目

体外受精2回目が失敗に終わってから
養子という選択を真剣に考えはじめた。
旦那はどちらでもいいよ と言う。
私はすごく子どもが欲しい。
でもまだ実子を諦めきれない、、、(><)
ふんぎりをつけるのはどうしたらいいのか?
とにかく体外受精を納得できるまで
挑戦してみようと思った。

前回の失敗の後から
カウフマン治療という次の採卵までは
完全に子宮 卵巣を休ませるということをした。

そして3度目の採卵。
この回から顕微授精(ICSI)をした。
11個の卵が採れ6個受精した。
3日後に4分割と8分割の卵を戻し
残りは長期培養をお願いした。

6日目に遅めの胚盤胞が1個できた。
6日目の胚盤胞では可能性は低いと知っていたけど
とにかく胚盤胞まで育ったことが嬉しかった。
だって前回は全滅だったのだから。
その1個は凍結して
戻した二つの判定を待った。

結果は陰性、、、(;;)
あうう

判定を聞いたとき絶対泣くまいと先生の前では必死で涙をこらえた。
わかりましたと病院を後にしてすぐ、
親身になってくださっている看護師さんが追いかけてきてくれた。
そしてポンと肩を叩かれたとき、
もうどうしようもなく涙が溢れた。
こんな人前で号泣したことがあっただろうか、、、


転院する?

私はこの頃 すごく治療について調べていて、
今考えるとホルモン値がどうだ、E2がどうだと、
知識だけはあったと思う。
それで 主治医に どこどこの病院ではこういうこともやってるとか、
こういう方法はどうか?とか沢山口出ししてて、
本当にうるさい患者だったと思います。
そんな煩い私先生はずっと付き合ってくださいました。
それこそ今では考えられないかも知れませんが、
病院が終わった後3時間も話しに付き合っていただいたこともあります。

そしてそんなある日先生が仰ったんです。
「もしよかったら転院してもいいんだよ」と。
それは この患者面倒くさいから他に行ってくれという意味ではなく、
他でもっと納得のいく治療ができると思うなら自分に気を使わず
転院してもいいんだよということでした。
正直体外受精の2度目を受ける前までは 2度目もダメだったら
転院も考えようと思っていました。
でもこの先生の誠実なそして真剣に一緒に取り組んでくださる姿に
「いいえ 転院はしません。私がこの病院をやめるときは治療をやめるときです」と
伝えました。
この先生ができないことなら他にいっても同じだと思いました。
後で看護師さんから聞いたことですが、
私のこの言葉に先生もなおさらできるだけのことをやってみようと
思ってくださったそうです。

4度目の体外受精。胚盤胞できないかなぁ

3度目の挑戦が撃沈してから またカウフマンで子宮を休ませ
そして4度目の挑戦にはいった。

私は たたみかけるように治療を続けたと思う。
それは これは経験された方はわかってくださると思うのですが、
あの撃沈のショックから立ち直るには
次の治療を始めることでの期待しかないからでした。
治療を始めれば また妊娠への期待が膨らむ。
その希望が前に撃沈の心の傷を薄れさせてくれるのでした。

前回6日目とはいえ胚盤胞ができたので
今度こそ5日目で胚盤胞にならないかなぁと
すごく期待した。

採れた卵は14個受精したのは10個だった。
3日目に5分割の卵1つと8分割の卵2つを
アシスト八ッチングして戻してもらった。
アシスト八ッチングというのは
簡単に言えば卵の殻の部分に少し剥いてもらい
より着床しやすくするというものだ。
そして残りは続けて培養してもらった。

6日目に胚盤胞になったのがひとつあったが
やはり6日目、、、がっくり(><。)
なかなか夢の5日目胚盤胞にはならない。
それほど胚盤胞は難しいのだ。
でもお腹に戻した3個の卵に期待して2週間待った。

結果、、、陰性(;;)やっぱダメだった。
もう無理なのかなぁと思う。

なぜここまでやっても一度も着床しないのか、、
先生と相談して一度腹腔鏡手術で検査してみようという話になる。
げげ お腹切るのか、、、、
でも もしそれで何かわかるなら、、

手術の予約を陰性判定のでたその日にいれた。
そしてその月の後半には手術したのだった。






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